当院の特徴

フットケア

フットケア設立について

近年、食生活の欧米化、および高齢化社会の到来によって、糖尿病、動脈硬化疾患を持つ患者さまの数は増加の一途をたどっています。これらの疾患にともなう下肢病変も急増しており、中には潰瘍(かいよう)や壊疽(えそ)により下肢切断にこともあります。下肢切断に至るケースは、糖尿病の患者さまで0.6%、透析患者様においては3%に達するといわれています。
当院で治療を受けられている糖尿病患者さまは約2600人、透析患者さまは600人、前述の比率で計算すると、単純計算で30人以上の下肢切断が必要となる「足の危機」を迎えている状態と考えられます。

下肢を失った方は、QOL、心肺機能の低下、それに伴う全身状態の悪化をきたすといわれています。そのため上記疾患を持たれても、可能な限り切断を避け、自力歩行可能な状態でいることが重要です。

その一方で、日本でのフットケアは諸外国と比べると比較的遅れており、フットケア学会、下肢救済学会などが開催されるようになってからまだ日が浅く、統計に基づく治療はまだまだ不十分なのが現状です。アメリカでは足の病気を見る「足病医」が存在し、そのもとで足の管理、糖尿病、虚血性病変、フットケア、リハビリなど集学的に足病変の予防、治療が行われています。当院でも、その状態に少しでも近づけるように、予防、治療を効率的に行う事を念頭に置き、2011年にフットケアチームを立ち上げました。

当院ではフットケアチームだけではなくスタッフ一人ひとりが、最新の知識をもとに、患者様の状態を適切にアセスメントし「足を救う」ために取り組み、下肢切断となる症例を、1例でも減らす事が出来るように努力しています。

フットケアチームの目標

  1. 予防
  2. 早期発見
  3. 早期からの適切な治療とケア

フットケアチーム構成

フットケア外来

隔週(第1・3・5)火曜の午後に外来診療をおこなっています。完全予約制となっております。
このうち、 第1・3火曜は、京都から(株)日本フットケアサービスより義肢装具士が来院しています。

フットケア外来について

当院のフットケア外来は、糖尿病、透析治療中、その他下肢血管障害の患者さまが主な対象ですが、足の指の酷い変形などからできた爪の異常や胼胝(タコ)や鶏眼(ウオノメ)でお悩みの方も診療しています。
行っている内容は、医師の診療とフットケアを学んだ看護師によるフットチェックとフットケア、理学療法士によるフットケアや、義肢装具士による靴やインソール(中敷き)、義足作成や相談などです。
また、足に合った靴の作成についてご相談されたい方も、一度フットケア外来の予約を取っていただき、医師の診察を受けて頂いております。