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想い 関係者インタビュー 〜私たちが込めた想い〜


食事を生活の中の“彩り”にしていただくために

玄々堂君津病院 診療技術部 栄養科 科長
西井 大輔

健康に配慮しつつ、食の楽しみも

美味しい食事を食べたいという思いはすべての人に共通しています。しかし、高齢者は少なからず、慢性疾患を持っており、好きなものを好きなだけ食べてよいとは一概には言えません。一方で、食欲がなく、思うように食べられない、あるいは咀嚼や嚥下能力が弱った方も多くいらっしゃいます。このように個々への対応が求められてきますが、これまで病院で培ってきた知識と経験をウェル・ヴィレッジ君津で生かしていけると考えています。

召し上がっていただくパンは、小麦粉の捏ね、発酵、焼くまでを一貫して、このウェル・ヴィレッジ君津の調理室で丹念に作っています。国産小麦粉をベースに、保存料や添加物を使用していない贅沢でおいしいパンを楽しんでいただけます。また、お誕生日には手作りのシフォンケーキを召し上がっていただいております。

「クックチル」導入にかけた想い

ご入居者が快適な生活を送っていただくためには、食事はとても重要です。ウェル・ヴィレッジ君津ではご利用者の豊かな食生活を考え、「クックチル」を採用しました。
クックチルとは、調理後の食材を急速冷却し保存、お食事の直前に再加熱する仕組みで、おいしさを損なわずに、確かな衛生管理が可能になります。
多くのメリットがあるクックチルですが、既存の調理方法や作業工程を根本的に変える必要があり、また、多額の設備投資が必要です。玄々堂君津病院では長い年月をかけて、このクックチルの導入を検討していました。
そんな中、ウェル・ヴィレッジ君津の設立プロジェクトが発足しました。ご利用者に「安全でおいしい食事」をいかに安定的に提供するか検討した結果、このクックチルの導入が不可欠との結論に至ったのです。これにより、ウェル・ヴィレッジ君津の厨房は、クックチル対応を念頭に設計し、専用の設備を整えることができました。
ウェル・ヴィレッジ君津がオープンしてから数か月が経ちます。ご入居者から「食事がおいしい」と多くのお言葉をいただいています。
余談ですが、このノウハウを玄々堂君津病院でも共有して、今ではクックチルを全面的に採用しています。


私が考える「ウェル・ヴィレッジ君津/玄々堂じんクリニック」の未来

これからは、「食を通じて楽しめる話題を提供すること」だと考えています。
その一つとして、実現したいのが、「セレクト・メニュー」の本格的な導入です。現在、特定日の朝食に限ってですが、パン食を選べるようになっています。これを昼食や夕食にも広げていきたいと考えており、具体的には、外食のようにメニュー表から、食べたい食事を選んでいただくシステムです。また、お祝いの席やご家族を招いての「パーティーメニュー」も考案しております。ご入居者だけでなくそのご家族からのご要望に応じられる体制を整え、「食の話題を提供し続けたい」と考えています。


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