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想い 関係者インタビュー 〜私たちが込めた想い〜


「ただいま」という声に、元気に「おかえり」と応えたい

ウェル・ヴィレッジ君津 生活相談員
後藤 美和

フロアを降りればそこに透析室

私はもともと、別のサービス付き高齢者向け住宅に勤務していました。ウェル・ヴィレッジ君津で働き始めたのは、施設の建設が始まってからです。
前職の勤務先にも、人工透析が必要なご入居者はいらっしゃいましたが、交通手段の確保が難しく、なにより週3回の通院は体力的にも負担になります。
でもウェル・ヴィレッジ君津では、透析が必要ならばフロアを降りてくるだけです。交通手段を考える煩わしさや、交通費の心配もありません。透析が必要な方にとっては、とても良いサービス付き高齢者向け住宅だと思います。

医療との連携が支える、ご利用者の「自由」

ご入居者のみなさんは、とても自由に過ごしていらっしゃいます。
例えば食事。基本的には毎回配膳されるのですが、外出予定がある時などは、食事をとらないという選択ができます。また、ケアプランに組み込み、訪問介護としての入浴サービスを受けている方もいます。
ご利用者により自由な生活を送っていただくために私たちがこだわっているのが日頃の『情報共有』です。同じ建物の中にある玄々堂じんクリニック、そして歩いてすぐの玄々堂君津病院とは、日頃から情報を交換し、ご利用者の健康状態を把握するようにしています。
ある日食堂で、人工透析が必要な方が嬉しそうにコーヒーを飲んでいらっしゃいました。その方は、本来ならば「コーヒーはダメ」なのですが、病院やクリニックで「少しならOK」と言われたのだそうです。たったそれだけのことかもしれませんが、その方は気持ちも明るくなられたのだと思います。
また別のご入居者は、船で旅行に行かれました。日数はなんと9日間。最終日の夜遅くお帰りになったのですが、その時の笑顔が印象に残っています。
さらに、「実は施設の外で、現在でも空手の講師を務めている」という方もいらっしゃいます。すごいですよね。
健康状態を細かく把握することで、ご利用者の「できること」を一つでも多くしたい、そうすることが私たち介護者の喜びでもあるのです。


私が考える、「ウェル・ヴィレッジ君津」の未来

他のサービス付き高齢者向け住宅でもそうだと思うのですが、最初に入居された方の暮らし方と、それに対するスタッフ側の対応により、その施設の雰囲気って決まってくると思うのです。そう考えると、ここはこのまま「個人を尊重する」住空間を提供できると思います。
細かいことですが、例えば外出されたご入居者の方が、元気で「ただいま!」と言いながら帰ってくる住宅、私たちはいつも笑顔で「おかえり!」と迎えて差し上げたい。今の良いところをそのまま、これからも続けていければと思います。


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